INFPの転々白書

その時の価値観を書き殴る。

学生時代の勉強って筋トレだったんだな

もうずっと前から、考える力が伸び悩んでいる。それに連動して、視る力も全然伸びない。おそらく大人として必要な基礎思考体力みたいなものが、学生時代に十分補えなかったのだろう。

 

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出典:Pixabay

プロのサッカー選手はエリート中のエリートで、成れる確率は俺の家に忍び込んだ助平なゴキブリの命ほどに儚いだろう。

日本代表を目指すならば、毎日決まったルーティンと体調管理を機械のようにこなし、ミスを反省し、いつでも最高のパフォーマンスを発揮できるようにしなければならない。海外へ行く機会があれば何よりそれを優先して語学を学び、毎晩腐ることなく仲間とのコミュニケーションを交わして、常にチームの効率化を図ろうとする姿勢が必要になる。

どれもこれも「学ぶこと」を怠ってなせる技ではない。

 

何もプロサッカー選手に限ったことではなく、人は学ぶことを怠れば、成る木も育たない。

人にとっての成る木とは、きっとやる気のことなわけで。

つまり自信に繋がるってことだな。

 

曲を作っていると、出来る工夫がまだまだ残っているのにも関わらず次の手順へと歩を進める場面がいくつもある。人の耳では聞き取れない音域の処理、左右のバランス、ベースの動き、聞いて欲しいメロディ以外の楽器の音量、、、

 

俺は完璧主義を理想としたことこそあるが、完璧にやれたことなど一度もないという自覚ゆえ、ある時期から自分の精神と体力に気を使うことを第一としてきた。その結果残ったものは、人の役に立っている人への嫉妬だ。完璧を心構え、ヘトヘトになるまで頑張っている彼ら彼女らを、皆応援する。この当たり前とされる風景に、俺は打ちのめされる。

 

勉強する習慣の基礎体力が付いていれば、こういう確執との兼ね合いも出来たのだろう。

 

 〇なぜ勉強が苦手だったのか。

おそらく、物事の本質や構造から知り始めるという工程に、俺は興味が持てなかったのだろう。

俺はいつも"どうしてこれはこんな形をしているのだろう"という、造形や見た目なんかから興味を持つ。次に、こういうパーツを使うと効率が良いからだ、と教わると、今度は「じゃあ他の形じゃあかんの?」とか新たな疑問が生まれる。これの繰り返しによって、いずれ構造や本質、方程式なんかに辿り着き、ようやく理解しようとすることが出来る。

こういう角度から切り込んでいかなければ、俺にとって勉強は非常に厳しいものでしかない。

学生時代の勉強はほとんど構造から入る。理科なんかは分かりやすかったが、それでも量子力学なんかのレベルになるとサッパリになる・・・。

 

 

興味のない話題とか振られたとき、俺は必死に「俺にとって分かりやすい入り口」=「見た目がかっこいい扉」を探すのだが、大抵は見つかる前に面倒になって放棄してしまう。

基礎体力が足りない証拠である。

これじゃあ脳みそも縮んでゆく。